その1.そのほとんどが腹に卵をもった雌
富山湾のホタルイカは、産卵のために富山湾にやって来て11月~2月にほぼ交接を済ませます。
ホタルイカ漁が解禁される 3月以降に群れをなして沿岸に押し寄せるのは、そのほとんどが腹に
卵をもった雌で、雄はほとんどいません。
その2.大きく成長し、まるまる太っている
雌は昼は水深 200mの海底付近で生活し、夕方から夜中にかけて浮上し産卵します。
1回に1万~2万個の産卵をおこない、これを4~6回くりかえします。
富山湾産のホタルイカはこの産卵期に漁獲されるため十分に成長し、まるまると太っているのが
大きな特徴です。
その3.ホタルイカの定置網漁は富山湾だけ!漁場が近いから鮮度抜群!
ホタルイカといえば富山湾産と考えがちですが、実際は日本海を回遊しているホタルイカを底
曳網で漁獲した県外産のものも多く市場に出まわっています。
富山湾産のホタルイカは、産卵のために湾内に入ってきたホタルイカを定置網で漁獲しているの
で他県産にくらべて大きく、また漁場が近いので鮮度も抜群です。
その4.胴が丸くつやがあり、足が丸まっていて、イカのみみの裏が白い
鮮度の良い状態でゆでた富山湾のホタルイカは胴が丸くつやがあり、足が丸まっています。
さらに俗に「イカのみみ」と言われる部分がくるっと裏返り、裏面が白くなっているのが特徴です。